あなたじゃなきゃダメ...

仕事に向かった私は

朝の出来事をできるだけ

思い出さないように

もくもくと仕事に取り掛かった。

お昼前にまこから着信を知らせる

ランプが光っていた。

そのまま無視をし

お昼休みになっても

かけ直さなかったら

またかかってきた。

何か用事があると想って

電話にでたものの

用事はなかった。

これから束縛など

うるさくなる前兆かと想うと

恐くなった。

仕事が終わっても

帰りたくない気持ちが強くて

実家で少し時間をつぶしてから

帰った。
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