恋愛勝負
~Love★Game~
「な、奈緒ちゃん?」
突然止まったコトに驚いたのか、直はどこか戸惑っていた。
「用件は?何かあってついてきてんでしょ?」
ここでとっとと用件済まして、今は1人になりたい。
自分でも分かるくらい、声のトーンが低かった。
怒ってますアピールみたいな。
でもこの馬鹿には伝わらなかった。
「…まだ分かんないの?」
「えっ・・・?」
びっくりした。
なんで急に真剣な顔すんの…。
長い睫が少し震えていた。
「本当にわかんない?」