下心と、青春と


「今日は、いい日だったのかも」


いや、確実にいい日だったね。


何より梨太郎がいなかったし。


アイツがいなかったおかげで私は剣之助くんと一緒に御飯食べたり帰ったりできたんだもんね。


よし、明日のお弁当は豪華にしてやろう。


アイツが肉好きかどうかは分からないけど、多めに入れてやろう。


そう思った私は、急いで傘を持って、近くのスーパーに行った。


そのとき私はすっかり忘れていた。


帰った時はともかく、私が剣之助くんと一緒に食べたのをクラスのみんなは見ている。


そして、私が梨太郎と付き合ってることを知ってる人が、一香と千代吉くんの他に一人、いる。


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