恋の唄


「結衣……お前……」


俺が言葉を発すると、結衣が今まで見た事のないくらいの綺麗な微笑みを俺に向けて……



 『 華原君に恋することが出来て、幸せでした 』



告げた刹那。


花が散るように、風に舞うように


結衣は



「結衣――っ!!」



旅立って行った──‥








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