Chain〜切れない鎖〜
変貌
あたしの前にはあたしのよく知っている一馬が立っていた。

だけど、何かが違った。



今まで見たこともない、ピリピリしたオーラ。
邪悪なオーラとでも言うのだろうか。
今にも爆発しそうな溢れ出す怒りを感じた。

みんなが一馬を恐れる理由が分かった気がした。





「か…一馬さん」

怯えた声が聞こえる。
しかも、その語尾は情けなく震えていた。

不良たちのさっきまでの自信に満ち溢れた声が嘘のようだ。
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