リミテッド・ストーリー
偽薬剤師

           アルイアの街

「薬剤師は~・・・」
「いなさそうね」
「イキナリないでしょー」

「あ」
「へ」
「あれ」
「薬局・・・!!やっぱあるじゃないの!」
「だって雰囲気・・・」
「急げーー」←れう無視

            ・
            ・

「いらっしゃい」
「あの!解剤ほしいんですけどぉぉ」
「解剤ならコレがいいよ・・・」
「うへ、すごいニオイ・・・」
「苦い程効き目があるのさ」
「確かにそうだけど・・・」
「試しに飲んでみるかい?」
「あ、私じゃなくてあっちの・・・」
「誰が飲んでもかわらないよ」
「そ、そう?じゃあ毒見で・・・」
「大丈夫だよ」

 スッ

「うへぇ・・・」
「大丈夫大丈夫」
「鼻つまんどけ」
「れうが飲めば」
「レア一気!一気!」
「・・・」

 ゴク・・・

「・・・」
「どうですか?」
「グはぁぁああああああああああ!!!!」
「!!?」
「にがぁああああああああああ!!!!」
「・・・」
「効き目は抜群ですよ・・・」
「ぅおげぇはぁぶほぉ」
「なんちゅー悲鳴」
「うげ、何処に効き目があるのよ・・・」
「・・・直に出ますよ・・・」
「・・・ん」
「・・・」
「何か・・・呼吸がキツイ・・・」
「え」
「・・・ふふふ・・・・」
「はっ、薬剤師!」
「騙されたな将軍」
「な・・・」
「俺はアンタ等を殺すよう命じられたのさ」
「じ、じゃあレアに飲ませたの・・・」
「猛毒だ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」

 ドサー

「レアァアア?」
「まずは厄介な将軍を殺しておかないとな・・・」
「療水退薬」
「!」

 ドポポポポポポポ…

「え・・・?」

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