ピンクグレープフルーツ
そしたら…
「清水さん!!」
教室のとこで、來衣を呼ぶ生徒会の先輩。
あ…ヤバっ。
何かな?
「ごめん、ちょっといい??」
断るわけもいかなくて…先輩に呼ばれ、一緒についていく。
用事は、合唱コンクールのうちあわせだった。
「じゃあ、解散!」
会長の言葉とともに、來衣は教室にむかって走り出す。
でも…教室には、女子の何人かの姿しかいない。
「ハァ…ハァハァ……山口…は??ハァ…山口知らない?」
「今、出て行ったよ。」
廊下に出てみてけど、いない。
廊下の窓から下を見てみても…いない。