ピンクグレープフルーツ
「じゃぁ…成田はあたしが好きなこと知ってるの??」
「うん…。」
「えぇぇ…??」
頭が真っ白になった。
まだ好きになったばかりだし…。
これからって思ってたのに…。
昨日話した友達に言われちゃったなんて…。
言った友達は、真紀<まき。>
新しくできた友達の1人。
それって…最悪!!
「でもさぁ~成田の反応悪くなかったよ?」
え?
「どんな感じ??」
「ん~。 なんかびっくりしてた。」
そりゃぁ~誰だってびっくりするでしょ?
確かに仲はけっこう良かったけど…。
「でもさぁ~、最悪ぅ~とか、うざいとか、俺嫌いとか言ってなかったし…。」
え?
うそ??
「だからさぁ~、これをきっかけに告白しちゃえば??」
「えぇ~??」
「でも、いい機会だと思うよ。」
確かに…。
告白してあっさりフラレタ方がいいかも?
「よし!!告る!!」
「うん!ガンバ♪」
愛子は笑顔で応援してくれた。