君に恋すること
目の前の鈴夏は
口をポカーンと開けて、
マヌケな顔…。





「な、なんか言えよ」
「へ?…あ…うん?」
「…っ//もう見んな!」





俺は顔を背け、
夕日を眺めた。




「今のって告白だよね?」
「…。」
「ねぇ…篤希」





鈴夏が呼んだ…俺の名前。




その声が…
今までに聞いたことのない
ホントに優しい声で…




シカトなんて出来なかった。






そっと鈴夏と目線を絡ませた。




「あたしも大スキ!」
「…ん、俺も」
「…泣いてもいい?」
「は?なんで!?」
「嬉しいからぁ~」





って勝手に
俺の腕の中で泣く
愛しい鈴夏。




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