君に恋すること
いつもなら嫌がる篤希だけど…
今日は拒否んない。





「篤希がスキ!」
「…うん」




やっぱりそこはスルーなんだね。
でもっ!!
嬉しいよっ。





「篤希」
「ん?」
「覚悟できてる?」
「あたりまえ」





クルッと向き返り、
あたしの頭を優しく叩いた。





「うぅ~スキっ」
「知ってる」




やっぱりホントにスキ!
スキだよ…。





あの日…、
あたしが覚悟を決めた日。





あの時考えたことは
間違ってはなかったけど、
でも…
これがありのままのあたし。




だから……
ありのままのあたしに戻る。



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