キミの日記『Cherry's Diary』
プロローグ
翌朝、目覚めるとすぐにテレビをつけた。

 

イタリアの空気は乾いていたのかな。


そんなことを思いながらのどをさすり

ぼんやりと国内ニュースを眺めていた。



 

「ふぁぁぁぁ。」



 

大きなあくびをして

また寝っころがって。寝返りを打って。

 

新しく得たダブルベットは

私をやさしく包んでくれる。



ぼうっとした頭に注がれる奇妙な幸福感。


幸せ

幸せ


すごく幸せ。



腕を伸ばした私は


まるで、子どものように大胆に寝返った。


そう。
 

大胆に。

 
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