キミの日記『Cherry's Diary』

常識


日曜日の昼下がり

治りかけてすらいない風邪は

悪化の一歩をたどり

予定通りと言うか、

案の定というか

私は寝込んでしまう結果になった。


38.6℃

意識

もうろうとしている中


お父さんが

私の部屋に入り看病をしてくれていた。



「美里。少しは熱引いたか?」



「…ううん」

ベットに横になり

目が開けられないまま首を横に振った。



「氷枕持ってきたから、

新しいのに交換するぞ」


そう言うと、

お父さんが私の体を起こし

頭にあった氷枕を取り出した。


ありがと。

お父・・・


と言いかけた瞬間、

瞼を開くと、目の前にいたのは




 
パンツ一丁に

マスクしたオヤジ!!






「ぎゃ~~~~!!

ダレ~~~~!?!?!?!!?

おか~~~さん!!

おか~~~さん!!

おか~~~さ~~~ん」




  

うなされる最高潮、


最悪なものを見た。
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