キミの日記『Cherry's Diary』
 
「じゃ、カンパイしよ!」
 
 
と、学子。
彼女のかけ声でぐだぐだな感じではじまったカラオケ。
 
 
さらっと
 
 
「あ、今日は5時までだから!よろしくみんな!」
 
 
だって。
 
 
タイムリミットは4時間。
嬉しいけれど不安。
先輩への気持ち抑えきれるかな。
 
 
最初に歌いだしたのは東国さん。
学子はノリノリだ。
 
 
「うま~い」
 
 
見た目と、同様に場を盛り上げてくれる曲の選択。
 
 
「次、私歌います!」
 
 
みんなどんどん新しい曲を入れていく。
 
 
リズムに乗りながら
コウスケ先輩はリモコンをいじってた。
 
 
先輩はどんな歌を歌うんだろ?
 
 
「盛り上がってるかぁ~」
 
 
「イェ~ィ」
 
 
近くがこんなにも騒がしいのに
私には自分の心音しか聞こえないくらい
コウスケ先輩の動きに取り込まれていった。
 
 
近くに先輩がいる。
 
 
そう思うだけで、
苦しくて
 
 
 
そう思うだけで
幸せ。
 
 
少しだけ手を伸ばしたら先輩に触れることができるのに
それができないのが切なくて。
 
 
後、3時間50分かぁ。
 
 
長くも感じるけど短くも感じる。
 
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