りんねの歌




───やっばい、しんどい。超しんどい!




凜音は恐る恐る振り返り、登って来た道を見つめる。


霧に包まれていて、見通すことは出来ないがかなりの高さを登って来たと実感できた。



『もうキブアップかよ』


───うるさいわね。やってやるわよ。



凜音は死ぬ気で、傾斜を登りきった。


< 110 / 144 >

この作品をシェア

pagetop