4人のプリンス
『大丈夫?!
急に、ごめんな…』

凄く悲しげな顔で謝ってくる愁くんを、直視できなかった


「愁くんは、何も悪くないよ!突然の出来事で、驚いただけ。それに…」


羅奈の事を言おうと思ったけど口ごもってしまった


『それに、何?
羅奈のこと?
もし、そうだったら、気にしなくていい!
ちゃんと、ケジメつけてきたから』


愁くんの真剣な顔に、微かにだけど、心が動いた気がした

「愁くん、返事待ってくれる?」

『いいよ』


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