冷血がーるの恋物語。





「…変なこと言っていいか。」




あたしから少し離れて、大河は再び空を見る。




瞬間、その距離分寒くなった気がした。





こんな小さな距離でさえどうしようもなく不安になる。




「……いいよ。」





聞くのを怖がって逃げてたってどうせこいつにはかなわない。






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