ウサギ



「まっ、あたしの大切なビールをお前みたいな奴にあげる気にはなんねぇけどな。」



「どっちなんだよ。」



「だってこれ、あたしが汗水流して働いた貴重なビールなんだもーん。」



女はビール缶を頬ですりすり擦る。



「そういやお前って仕事は?」



「フリーター。」



「学校とか行ってんの?」


「行ってないよ面倒くせー。」



おいおい、こいつ大丈夫か?


< 31 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop