デスゲーム
「ニャー♪」


今さら白玉が出てきた。タイミングいいな。俺の懐に潜り込んでくる。


「ニャー…て。おい、それ何?」

「ただの子猫。名は白玉」


黒崎は俺の胸ぐらを掴んで顔を急接近させてきた。やばい、思わず目を背ける。


「ああ?お前いつからだ。ペット飼ってるのか?バカのくせに」


今度は拳銃を頭に突き付けてきた。本物じゃないよな?いや、この人は警察。しかも悪魔で鬼だから…。


「ちょっ、ストップストーーップ。とととりあえずそっ、それ降ろせ」

「嫌だね。毛玉が落ちるだろうが。この神聖なる場所によ」


拳銃をぐりぐり押しつける。恐怖以外考えられない。しかも神聖って……辺り一面は服とゴミ袋と煙草の吸い殻ばかりなんですけどぉ。


「けっ、毛玉なら大丈夫。俺の部屋を見ろ。落ちてないし、今の季節は抜けないからぁ」

「排出物はどうすんだよお?ああ?なあ清水、お前とこのニャンコ、どっちの方が先に俺の部屋から生きて出られるかなあ?」
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