デスゲーム

―決着―

フワッと部屋が明るくなった。部屋中が見渡せる。沢村はボロ雑巾のようになり、氷室はただ呆然としていた。


「柊タンマ、頭疲れてて。頭が重い」

「タイムなんて聞きません。勝てて良かったです」


なおもしきりに抱きしめてくる。その姿に俺も思わず抱き返した。守れた、柊を守れたんだ。


「なぜだなぜだ、なぜ俺が負けた!?」

「ギャハ☆清水を怒らせたカラだ。普通の奴ならキレれば即終了。戦略を取り乱し自分から敗北の道を辿る。

ダガ、清水は違った。キレた力を紙一重の所でコントロールしていた。こいつはキレればキレる程強いゼ?」


レインが指差して問うてきた。


「そうなんです?」

「よく分からないけど、氷室が頭にきた時から記憶が曖昧なんだ。あんまり覚えてない」


勝ったってゆう実感もあまり感じられない。


「ケケ、面白い奴だ☆さっき勝者二人の怪我は治したガ、もう一度治してヤル。元から勝者は治療する予定ダッタからな」


レインが指を振ると、頭が軽くなった。柊も異常ないみたいだし、ゲーム前の状態に戻ったようだ。
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