デスゲーム
「暑苦しいの。寄るな近づくな、半径3m以内」

「ねえねえ、学校のアイドルが俺達に何の用?」

「あい分かった。デートしたいんだろう?やっぱ肉がある俺だろ?」

「ふざけんなよ。骨だってカルシウムとれば引き締まるっての!」


肉っつってもプラスチックだから。中身半分見えてるから。骨にいたってはカルシウムでどうにかなる問題じゃねえよ。

てか勝手に討論始めやがって。面倒くさい奴らだな!!氷室まだ発見してないし…時間ないってのに。


「ウチはここに」

「「宝玉のありかを聞きに来た」」

「教えろ。時間がねえ。見返りはコノハと一日デート、でどうだ?」


コノハは驚いた様子をみせたが、飴3つを与えると上機嫌になった。


「それいいねえ。…けどダメだ。いくらの好条件でも、どこにあるかは教えられない」

「なんだ?頭までスカスカになっちまったのか?」

「そうじゃない。宝玉を持ってる奴に殺されるからだ。成仏ってな、チーン」


いちいちまどろっこしい連中だ。あの口調を聞く度に俺の眉がピクピク動く。
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