デスゲーム
「ケケケケケーーッ」

「早っ、あいつだけ早っ」


女性の霊が地を尋常じゃない速度で這ってくる。どうする?と頭を回転させトンファーに手をかける。


「いでよ…壁っ!!」

「何だよその変な呪文は。ちっとは真面目に…あれ?」


コノハが変な呪文を唱えると、俺達の前に透明な緑の壁が現れた。ステージ全体を覆い、霊達との接触を遮断している。


「結界じゃ。これでしばらくは安全じゃろ」

「そうですね。これなら安全で…ひゃあう!!」


雫が情けない声を出したのも無理もない。さっきの女性が思いっ切り結界に張り付いているのだから。


「うっわ怖っ。口裂け女だったのな。戦おうとしてた俺がバカだったわ」


勝てるわけない。結界がガンガン殴られているが大丈夫か?


「これを破られるとマズいの…」

「ピンポーン、お知らせします。次の3人どうぞ」


転送装置がようやく復活した。待ちくたびれたっての。
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