デスゲーム
しかしテンションが高すぎる。もうこいつらのペースについていけない。


「お?清水が照れてるぞ。笑うことはあるけど…いつもクールなのに」

「バッ、悪いかよ。いいだろ別に。減るもんじゃねえし」

「そうそう、コツさえ分かればこいつの表情なんか変芸自在よ?」

「日ごろ表情がコロコロ変わる川藤に言われても説得力ないよな清水」

「ああ、それ言えてる」


その後も時間ギリギリまでこの状態は続いた。その間笑い声がたえることは無かった。

こいつらにとってこの教室がどれほどの価値なのか分かったような気がした。

そして決して切れることのない腐れ縁がここにはあった。

普段こんなことされると気が引けるが、ま、たまには悪くねえか。俺を含め連中全員が笑顔に満ち溢れるっていうのも。
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