ねぇ、振り向いて・・・

威圧

高校に入って一週間が経過した。

今日から正式に授業が始まる。
芸能科だけある…
席がガラ空きだ…

そーいえば…
花も来てない…何気に忙しいんだ…

でも、なんかみんなの視線を感じるような…

「ねぇ、花坂さん?ちょっとよろしいかしら?」
「えっ…はい。」

えっ…
何があんのかな…
ウチ、悪いコトした?


「あなた、誰?」

「えっ??」
アタシゎとまどった。

「だから。テレビにも出たことないのになんで、涼さまとおなじ芸能科にいるわけ??」

えっ…そんなコト…

「今度デビューなんです…」

「デビューして売れるかもわかんないのに?」

「はい…何か悪いんですか?」

「ハハハ。デビューしてないやつゎ涼さまとおんなじところにいるのが許されないんだょ!!」

は?何こいつ?!
アタシの中で何かが切れた。

「は?そんなの誰が決めたわけ?アタシ、涼とか言う奴に興味ないから。」
ふっ…言ってやった…

ん?なんか…?

「こいつ、分からないみたいね。あんたたち、ボコしといていいょ。ふっ…」

えっ…

「んぢゃ、遠慮なく。」

「えっ…」

「しゃしゃってんぢゃねぇょ!!!!!」

殴られるっ…

アタシヮ目を固く瞑った…




…ん?

痛くない?

触れる感触がない…?












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