アイツとコイツは許嫁。


なぜそんなに盛り上がっているのですか?


なぜそこまで応援に必死になるのですか?


なぜそうも楽しそうなんですか?


分かりません。


もう全て分かりません。


大袈裟なくらい口を開いて応援する生徒も。


無駄なくらい粘って勝とうと競技をしている生徒も。


腕が外れてしまうくらい強く応援旗を振っている応援団長も。


職員席で恥ずかしいくらい飛び跳ねて声援を送っている教師も。


何でそんなことするんですか?


分かりません。


でも今、寂しいです。


自分の感情に従っているだけですのに、なぜか寂しいです。


まるでわたくしだけが場違いみたいで。


わたくしだけがこの世界から外されている様で。


たまらなく、孤独を感じるのです。


< 112 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop