アイツとコイツは許嫁。


「ごめーん!」


そう言いながら、玄関から俊哉が出てきたのはついさっき。


「何してたんだよ」


恨めしそうに俺が言うと、


「だって、道あけてくんなかったんだよっ!!」


と女々しい事を叫んでいた。


そーですか。


・・・なんて納得するか。


1人のり突っ込みをしつつ歩き、校庭にはものの1分で着いた。



プログラムによると、この後はすぐに開会式。


校庭に着いて間もなく、整列させられた。


開会式では、体育祭実行委員の代表が選手宣誓をしたり。


そろそろ定年じゃねえの?、と思わせるおばあさん校長の話を聞いたり。


はたまた、PTAの代表だとか何とかで琥珀の親父である冬樹さんがあいさつをしたり。


とにかくつまらなさすぎて、あくびを何回したのか、数えるには両手では足りない位だった。


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