ぬくもりに触れたくて。
Ⅰ.カウントダウン.

幸せって大切。

当たり前の日常がどんななに大切か。

温もりがどんなに必要か。

愛する喜びが、どんなに大切か。

人々は忘れてる。

その大切さを。





今日も暖かい日差しの中
部屋でくつろぐ。

まろんと陸登。

「りっくん、今日のお昼何食べたい~?」

「ん~、中華そばかオムライス食べたい。」

「じゃあオムライスにするね?」

私を後ろから抱き締めて肩に顎を乗せながらそう答える。

「あ、りっくん、昨日昔のプリクラ見つけたの~」

そう言ってプリクラを見せる。

「わぁ、懐かしい。まろん幼い顔してんね(笑)」

「幼いのは今もでしょ―!」

「まろんは今も変わらず可愛いってことだよ。
何年前だろ…2年前か。」

「むぅ…りっくんめ//
そうそう2年前。」

私と陸登の出会いは

2年前の冬。


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