D i a r y


幼くて、少しも大切に
してあげられなかった。

もっとこうすればよかった、

あの時こうしてればよかった

あとになって何度も思いました。

でもそれは意味のないことで


確かなのは、

彼に愛され、彼を愛した

自分が今日も生きていること。

辛いことはとても多いし

あれからまた沢山のことがあって

何度も、「もうダメだ」と

思うことがあありました。

でも、思いだされるのは

「生きていて」

という、彼の言葉。


自らの死を目前にして、

寂しがりやの彼が、

私に言った、

「幸せになって」

という、言葉。




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