D i a r y

翔太の経歴

NY生まれ。生後まもなくして
日本人の父親とハーフの母親が離婚。

母親に引き取られ、2歳の時に父親の違うの弟が生まれる。
母親が程なくして育児ﾉｲﾛｰｾﾞに陥り、6歳まで身体的、
心理的虐待、ネグレクトを受けていた。


6歳の時高温のｱｲﾛﾝを背中に押し当てられる虐待を受け、
生涯残る傷を負った。そ
れがきっかけで親は精神科へ入院したが、入院先にて自殺。

このころから殆ど他者と会話ができなくなる。

身寄りがなかったため、心臓病を持つ弟とともにNY、オランダ､日本をたらい回しにされる。

10歳のときに母親の生前の友人であった
譲二氏夫妻に引き取られる。

11歳で学校でチヒロと知り合い、紆余曲折を経て親友となる。

幼いころからのPTSD、対人恐怖症は完治しないものの次第に他者と話せるようになった。
また、精神科で行った検査の結果ズバ抜けた動作性IQの高さが発覚する。
数学、物理等の教科を非常に得意とした。

12歳、チヒロと友人関係にあった雨と出会い、ゆっくりと関係を築く。
13歳、長期間病床にいた弟が亡くなる。11歳だった。

これをきっかけに治りかけた対人恐怖症、PTSD、自傷癖が再発。
一時は入院もするが、周囲の尽力により少しずつ立ち直る。

14歳で雨と付き合い始める。

遠距離だったため、別れる付き合うの繰り返しの中、
じょじょに関係を確固としたものにしてゆく。

PTSD、対人恐怖症は16のころにはほぼ治っていた。

また、弟のため循環外科医を志すようになる。
16歳の10月に、留学のため渡米。

雨とは遠距離恋愛を続けるが、17歳になったばかり
のころに急性白血病が発覚。

半年間の闘病の末、2007年五月、ＰＣに日記を残し、逝去。

雨の選んだスーツを身にまとい、リッケンバッカー620をはじめと
する大切な品々とともに、ＮＹ、ブロンクスの墓地に眠る。