空をなくしたその先に
「お久しぶりです……こんなことになってしまって」


苦笑混じりに、ダナは頭を下げた。
あわててディオもそれにならう。


「こっちもね、手薄なのよ。

トーラスにいた戦闘機、
皆クーフへの援護に出してしまったから」

「リディアスベイルを出してしまったら、
トーラスが手薄になりませんか?」

「それはそれ。これはこれ、よ」


サラは肩をすくめた。


「ビクトールには私の判断で動けって言われてるし、
あちらの狙いはその坊やでしょう?

トーラスが攻撃される可能性は低いと思うの。

今のところ、こちらに向かっている船も飛行機もないという話だし、
問題はないはず」


それからサラは、ディオの抱えていたバスケットに目をやった。


< 70 / 564 >

この作品をシェア

pagetop