嘘つき彼氏

恭Side



[ガラガラガラッ]



俺は大分遅れて学校に行った



教室に入ったとたん淳也が近づいてくる



「恭―。お前遅刻とか久しぶりじゃねぇ?」



俺はシカトして自分の席に座った



「そういえば、あげはちゃん、お前のこと探してたぞ」



こいつの言葉からあげはの名前が出てくるだけでイライラする


「何かあったのかよ?」




そう言って俺の肩に手を置こうとした瞬間


「触んな!!」



反射的に淳也の手を振り払った



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