スローラブ
なりたい自分
「明日、あなたは死にます。」


なんて、いきなり自分の目の前に死神が現れたら、あなたはどう答える?
「えぇ〜!!?嫌!!」
「なんで死ななきゃならないの??」
「人生に後悔ないから、明日だっていいさ!受け入れるよ。」
きっと、私なら前者。死んでも死にきれない。死にたくなんかない。だけど、人はいつ死ぬか解らない。
そんな事を考えていたらきりがないけど、現に私の目の前で起こった。

「あと数日、入院するのが遅かったら死んでたよ、君。」
医者が言った。23才だった当時の私は、とある病にかかっていた。この病がきっかけで、当時付き合った人とも別れた。
ストレスが原因で、この病にかかってしまった。そして、夜な夜な病院のベッドで考えた。

【もし、明日死ぬ事になったら、後悔する事が沢山あるな】

そして、その時に思い出したワンシーン。

『先生、私、声優になりたいんです!!』

中学生だった当時、アニメに夢中になって、声優になりたい!と親と担任の前で、進路相談の日、大声を張り上げて驚かれたワンシーン。

「今からでも、遅くないよね…。」

その気持ちだけで、体を治して年なんか考えずに、とある声優学校のオーディションを受けた。声優になりたいから、その理由で。
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