モドリミチ
杪月




墨の空は 月を背負う


永遠など無いから




おぼつかない足


地面 蹴って走りだした




ぬるい記憶のむこう


垂れ流す言葉


誰に 渡せばいい?




あなたまで とどかない


あなたまで とどかない




抱きしめかえし おしよせる


この腕で 眠ればいい




むすんだ指


切り落とせばいい



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