勝利の女神になりたいのッ!番外編


朝、目が覚めたら雑誌を片手にニヤついてる嶋田さんが瞳に映った。


「おはよう。」


朝の挨拶をする私の目の前に広げられた雑誌のページ。


彼をその気にさせるテク!!


大きな見出しと抱き合うモデルの写真が目の前に突き出された。



「きゃーッッ!!」


雑誌を掴んで放り投げるとニヤニヤと不適な笑みを浮かべた嶋田さんが近づいてきた。


チュッと音を響かせながらキスをして彼の唇が耳朶に寄せられ、囁きを漏らす。


「いつでも俺はその気だからさ…。」



妖艶に微笑む嶋田さん。
耳に響く甘い声。



キュンキュンしすぎて鼻血出ちゃいそう…。



「私も同じです。」



恥ずかしさにうつむき加減で答えると、



「じゃ、遠慮なく」



抱き寄せられて気がついた。




「きゃーッッ!」



私も嶋田さんも何も着てないよッッ!!




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