好調の理由
男「俺が医者になって金を稼げるようになったら、こんな生活しなくてすむからな」


男はパンの耳を猫にあげている。


"あたいは昼間色々食べてるから平気なんやけどね・・・・・"


男「俺はずっと独りだったんだよ、親が残した遺産は・・・・・俺を余計に孤独にしたんだよ」


"そりゃ、何年も公園で転がって・・・・・何もしないで一日ぼ~っとしてりゃ孤独になるだろうよ"


男「だけど・・・・・・・・・・・雪の降る・・・・・・・・・寒い晩だったよな。
オマエが俺のダンボールの城にきたんだよな・・・・・・・・・・・・震えながら」



"寒いにきまってるだろうよ"


男「俺はオマエがいるから此処までこれたんだよ・・・・・・・・・もう一度夢と向きあおうと思うこともできた・・・・・ありがとう・・・・、ホントにありがとう」



男は猫に向かって涙を流している。



"あたいにこんなことされても・・・ねぇ。頑張ってるのはあんただろうに・・・・・"
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