龍と虎に愛されて。

結局、安眠を妨害する奴らがいなくなり、俺は二度寝をしてしまったようだ。


目が覚めた時には既に辺りは真っ暗で、公園には俺一人だけになっていた。


「……寝過ぎた……」


制服のポケットから取り出した携帯で時間を確認すると、19時半を過ぎたところで。


そろそろ帰るか。


一度大きく伸びをして枕にしていた鞄を手に取った瞬間、公園に誰かが入ってきた。


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