先生と生徒
「その・・・・」



もしかして、子供の父親は自分だって言う気じゃ・・・




私が止めようとした時には遅かった。



「その、平山さんのお腹にいる子供は俺の子です・・・。」



言ってしまった。



私はこのとき嫌な予感がした。



「なんですって!?あなた何やってるの!?香奈の担任でしょ!?先生がそんなことして良いと思ってるの!?あなたには学校を辞めてもらいます!もう一生香奈の側にいられないようにしておきます!!」



この言葉を聞いた瞬間、私はヤバイと思った。



「何言ってるの!?先生は悪くない!!私が先生に好きって言ったから・・・」

「そんな事関係ないわ。妊娠してるのは、本当だし、その子供の父親って言うのは担任のあなたなんでしょう!?そんな人を香奈の側にいさせるわけにはいけません。」

「そんな・・・。お母さんそれだけは止めて。」

「止めません。今すぐ学校に辞めてもらえるよう連絡します。」
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