☆小悪魔*天然わんこが同居人☆


「当たり前だよ、美玲ちゃん。」

『……?』

「ずっと一緒にいる。ここも出て行かない」



ぎゅっと優しく抱きしめて言ってくれた莉夜の言葉に、また涙が出た。


『本当に…?』

「本当だよ。ね…両想いだよね?僕たち。すごい嬉しい…」

『ん……』


こくり…と頷いて莉夜の胸に顔を埋める。


「…美玲ちゃん」

『…?』


名前を呼ばれて再び見上げれば、莉夜の顔が近づいて来た。



――チュッ



「えへへ、美玲ちゃん可愛くて、つい…」

『…ばか』


自分の唇に優しく触れた莉夜の唇。


ふにゃりと優しく笑う莉夜に軽く微笑んで、あたしも莉夜の頬にキスをした。

















< 198 / 216 >

この作品をシェア

pagetop