☆小悪魔*天然わんこが同居人☆
『ごめんごめん、忘れてた』
「思い出してくれた?」
うん、もちろん。
そこまでボケてないから。
『それよりもさ、なんか莉夜鼻声じゃない?』
風邪気味?可哀想に。
そう思ってると、急に莉夜がぷくっと頬を膨らませて怒ってきた。
「今日の朝すっごい寒かったんだよ!?リビングもめちゃめちゃ寒くてー…」
『はいはい。あ、こんな時間だー。入学式でしょ?いってらっしゃい』
莉夜の言葉を遮り、棒読みで時計を指差しながら言うと、莉夜が首を傾げた。
「美玲ちゃんは?学校行かないの?」