☆小悪魔*天然わんこが同居人☆
『冷蔵庫になにも入ってないからお腹すいたらコンビニ行ってね』
「うん」
『これが莉夜の今月のお小遣い』
「ありがとー」
お母さんに言われてた、莉夜の分のお小遣いが入ってる封筒を渡す。
『じゃあ、あたし寝るから。おやすみ』
「おやすみー…美玲ちゃん!!」
『っは?…なに』
一通り言い終わって、リビングを出ようとすると、グイッと服の裾を引っ張られた。
「…ネクタイ出来ない」
『はぁ~…バッカじゃないの?』
「ごめん…」
しゅん…と小さくなる莉夜。
まったく…これだからガキは…。