*彼、許婚*




俺は心の腕を掴み

無理矢理隣に座らせる




「何があったんだよ」

「...その...」




モジモジする心。




それを黙って待つ俺




「あの...その...これ」




心が後ろから出してきたのは

紙に包まれた袋




「優さんに...あげようと...思..って」




だんだんと声が小さくなっていく。
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