先生にキス4.5chain-story
初耳な事実に、驚いている私の顔を見ながら柊平は私の頬に、そっと触れる。
「夕飯、一緒じゃ嫌?」
ニッと笑みを浮かべる柊平は、まさに意地悪な表情そのもの…。
私が“嫌”なんて言わないこと分かってるくせに、わざとそう言うんだから…。
「い…嫌って言ったら、どうするんですか?」
「じゃあ…言ってみ?」
「……。」
柊平には適わない。
やっぱり何を言っても、柊平の方が何枚も上手なんだよね……。