俺様王子と貧乏姫様





三人とも悪さするけど、
まだ子供だししょうがないよね。


「こらこらぁ、三人ともっ、しがみついてたら紗月ちゃん、動けないでしょっ。早く椅子に座りなさいっ」


そう言ったのお母様。
その声で三人はしぶしぶ椅子に座り始める。

「ふふ、本当に三人とも、紗月ちゃんが好きなのねぇ」

お母様はくすくすと笑っている。



…お母様、新聞読んでるけど、新聞逆になってるよ。






見ての通り、私の母はかなりの天然なのです。



























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