俺様王子と貧乏姫様

物語の始まり






「紗月お嬢様、御時間でございます」


毎朝、私はメイドに起こされる。




「紗月お嬢様、今日の朝食は何にいたしますか?」


毎朝、私の朝食は
林家専属のシェフが作ったもの。




「紗月お嬢様、御車は何時頃出せばいいでしょうか?」


毎朝、学校に行くのは
運転手付きの黒くて長ーいリムジン。






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