俺様王子と貧乏姫様





なんて考えていると数分後、さっきの二人がすごい勢いで戻ってきた。


「大丈夫だったわよぉ、旦那様があなたとお話したいから、中に入りなさいってっ。ねぇ、行きましょう」
「ほ…本当ですかっ?ありがとうございますっ」


私は頭をぺこっと下げた。

「いいのよぉ、これから一緒に頑張りましょうねっ」






…その時は、とにかく嬉しかったんだ。










まさか、ここで私の人生が変わるとも知らずに…







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