俺様王子と貧乏姫様





「ここが、私の部屋だよ。」

とある部屋の前で止まる。中に入ってみると、すごく大きな部屋だった。


「大きな部屋ですねっ」


私が美春ちゃんに話しかけると、美春ちゃんはいままでとは違う笑顔を見せた。

「今日から紗月ちゃんがいるのかぁ…楽しくなりそうだなぁー」




…どうやら、美春ちゃんは悪魔みたいです。


すると、美春ちゃんはどこかに歩いて行き、メイドの服を持ってきてくれた。


「紗月ちゃんっ、これ着たら、1階のキッチンに来てくれるかなっ?」

「あっ、はいっ。分かりましたっ」


私がそういうと、美春ちゃんは、またねと言って部屋を出ていった。





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