俺様王子と貧乏姫様






私は朝食をとるために一階に急ぐ。

ちなみに、三階建てなのだが、家の中がものすごく広いため、目的の場所にたどり着くには時間がかかるのである。


長い階段を下り、いくつもの部屋の前を通り過ぎ、

やっと目的の部屋の大きな扉の前に立つ。


「ふう…」

毎朝、私はいつも思う。






なんで、こんなに遠いんだろう。









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