子供+大人=恋?の方程式


「茅乃ちゃんは相変わらず可愛いね。

話を聞く限りじゃ、容姿と違ってツンツンしているらしいし。

圭史としては、その辺もツボだったのかもね」





 それは、隣に静香さんが居ながら、どう反応したらいいわけ?


 何かを言えるわけがないでしょうが!


「あ、そういえば、後ろのほうから茅乃ちゃんの名前を呼びながら追いかけてきていた男の子が居たけど?」


「・・・男?」





 今更ながら後ろを振り返るけど、すでに車はある程度まで進んでしまっていて、その人物を確認することもできない。


「もてるんだね~」





 そういえば、誰かがあたしを呼んでいる気がしたけど―――…。


 あたしの名前を呼ぶ男なんて拓斗ぐらいしかいない。


 だけど、拓斗は職員室に向かったはずだし…。


 それともあいつ、あんなに言ったのに、やっぱり送るとか思って追いかけてきてたとかじゃないよね?


 ありえるだけに、あたしはハァ…と溜息を吐いた。





 でも、待てよ。


 そうなると、もし拓斗ならきっとこの状況を知れば、圭くんに連絡を入れるはず。


 なんか、面倒くさいことになりそうだな……。





「あの、すみません。

すごく面倒くさいことになりそうなので、おろしてもらってもいいですか?」





 隣からビシビシと視線を感じて、あたしは思わず見てしまう。


 うわっ、怖っ!





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