社長の息子と恋



少しはなって欲しい、とか言うかと思ってたのに、いらないと言われたみたいで少しショックだった。


「そうだな。
関係ねぇから気にするな。」


無言で自分の部屋に行って、何故かショックで悔しかった自分と戦った。


俺は役立たずって事かよ?
俺じゃあ無理って?
期待してねぇって?


コンコン…


『…なんだよ、心亜。
ノックなんかしねぇで普通に勝手に入って来いよ…』


「俺だ。
入るぞ。」


ガバッと起き上がると、でかい体を少し曲げてドアを開けて親父が入って来た。


< 110 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop