社長の息子と恋






言われた通り、口を開けると玉子焼きをポン!と入れられた。


『ん゛!?』


「そんな悲しそうな顔すんな!
お前はいつでも家に来れるだろ?」


そうだよね。
他のカップルなんて、こんな簡単に会いに行ったり出来ないもん。


『勉強してても会いに行ってもいいの?』


意地悪を言うと、心吾は珍しく少し困った顔をした。


「邪魔しねぇならな。」


そんな心吾が愛しくて、あたしは心吾に抱き着いて自分からキスをした。


「‥なんだよ。」


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