社長の息子と恋
「分かった。
そんなに言うなら直哉先輩とあたし付き合うよ。
心吾がいなくても平気なんだから!
あたし達は幼なじみでもいられないんだもんね…」
『……………………。』
「明日から、もう送ってくれなくていいよ。
今まで無理矢理乗せてってくれてありがとう。」
ドアをバタンと閉めて、階段を降りていく音を遠くで聞きながら俺は心亜が出て行った扉を見つめてぼんやりしていた。
…無理矢理?
本気で嫌がってた訳じゃない。
ただ、ひねくれた言い方をしないと自分でいられなくなりそうだった。